材料（２人前） 　キジバト　１羽 　りんご酢　大さじ１　 　タマネギ　１個 　クローブ　１個 　小麦粉　大さじ２ 　塩・コショウ　少々 　冷凍パイシート　１枚 　紙の型　２枚 　卵黄　１個分

下ごしらえ

夕焼けに　キジバト一羽　手にかざし	とうさんなら 　やっぱりお父さんたるもの、クリスマスやらお正月やらイベント日には、キジの１羽でも持ち帰りたいもの。しか〜し！現実はそんなに甘くないのであります。朝から気合入れて出猟しても、結局獲れたのはキジバトさん１羽という日もあるのですね (^_^;　「これがキジならなぁ…。せめて２羽ならなぁ…」　 　確かにキジバト１羽というのは中途半端な猟果です。焼いたり、スモークにしてパッと食べちゃってもいいですが、ここはひとつ前回のヒヨドリのパイ（大草原風）の時代を思い起こして一手間かけてみましょう。キジバトを使った改良版レシピ「新・大草原風」に挑戦です。
	捌く 　キジバトは、羽をむしって頭と足を落とし、ハサミを使って背中から開きます。
	内臓 　レバー、ハツ、砂肝を取り出して下処理します。初心者ハンターにとっては、内臓類も貴重なタンパク源であります！
	血抜き 　容器に肉と内臓を入れて水カップ２を注ぎ、りんご酢大さじ１を混ぜて、冷蔵庫に一晩〜数日おきます。

調理

	洗う 　酢水を流して、肉と内臓をきれいに洗います。
	香味野菜 　タマネギ１個を半分に切り、片方にクローブ１個を挿し込んでおきます。
	ポマンダー 　ところで、クローブの別の使い道をご存知でしょうか？クローブというのは強烈な香辛料なので、あまりたくさん量を使うものではありません。そんな時は、ポマンダーを作ってみてはいかがでしょうか？ミカンとかリンゴなどに差して、まわりにシナモンベースのお好みパウダーを振ります。あとは数ヶ月乾かせば完成。魔よけにもなるとか…。
	圧力鍋 　鍋に肉と内臓、香味野菜を入れ、水カップ２を注ぎます。
	煮る 　中火にかけて２０分。火からおろして１５分。美味しそうな香りがします。
	小麦粉 　その間に小麦粉を炒めます。フライパンを熱し、小麦粉大さじ２を茶色くなるまで１５分程、焦げないように炒めます。油は敷きません。
	冷凍パイシート 　常温で１５分程置いた後、すりこぎで伸ばします。
	型はめ 　伸ばした１枚のパイシートを４分割します。２枚を紙の型に張り付け、もう２枚はかぶせ用にとっておきます。
	肉はずし 　煮あがったハト肉を取り出して、ムネ肉、モモ肉、手羽の部分から包丁で肉をそぎとります。
	グレービーソース作り 　煮汁と内臓が残った鍋に、炒めた小麦粉を入れ、塩・コショウで味付けます。タマネギは捨てずにそのまま鍋でつぶして混ぜます。
	ソース完成 　中火で１０分程煮詰めてトロミがでてきたらソースの完成です。う〜ん、いい感じ〜 (^o^)
	パイと合体 　型にソースを流し入れて、下敷きのパイで包むようにします。
	フタ 　かぶせ用のパイシートでフタをして、溶いた卵黄を表面に塗ります。
	焼く 　２００度のオーブンで１５分、１６０度に下げて１５分焼きます。
	お味は？ 　ベリーグッド。前作から改良されてとってもパイっぽく仕上がっています (^O^)　お肉の量は少ないですが食べやすく、何よりも、とろりとしたジューシーなグレービーソースが丸。キジバトのダシがでてて美味しいです。カップに入れたおかげでスプーンでも食べやすく、うむ、これならパイであります！”大草原風パイ”のレシピは一応完成…かな。
	ほぅ、これはこれは。野性味まったくなしのおいしいミートパイ。前作と違って（＾＾メ）食べやすいし、さっぱりしててうまい！肉が少なめなのがまたいいみたい。素直にすんなりごちそうさまでした。　ｂｙこりす（*＾＾*）

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