猟具紹介−TAKAGI HANDIWORK 210mm
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この鋸は、主に猪肉猟と鹿肉猟に用います（ん？肉猟ってなんだ？）。 獲物というのはすぐに食べてしまうわけではなく、大多数の方は冷凍庫で保存していると思います。ここで着目したいのが、冷凍してある肉のサイズ（大きさ）です。小さく切って冷凍してあるならいいんですが、諸事情によりキログラムの塊で冷凍、というケースもあるわけです。冷凍肉というのは、もう普通の包丁では切れないので、鋸を使って切ることになりますが、これが結構力仕事なんです。刃に肉が詰まって切れなくなったり、刃と肉が凍ってくっついてしまったり、切った肉が辺りに飛び散って融けたりと、なにかと面倒です。そして近頃のハンター高齢化に伴う、若手の減少です。 もうお分かりですね！「ペロくん、ちょっと切ってくんない？」と猟友会のおじ様方からお声がかかると、「はぁ〜い」と鋸もって参上するわけです。そしてゴシゴシゴシゴシ…。あぁ、おすそ分け人生（大汗）。 |
HANDIWORK 210mm PART2
すっきりとした弓形のデザインが好きです。フォールディング時も突出するところもなく、丸くまとまっています。長さもちょうどよく、握りやすいです。ＤＩＹショップにて￥１５８０で購入。
メーカー （株）高儀
この立体的なギザギザ刃がよいブランド HANDIWORK 種類 替刃式折込鋸（万能木工用） Part2 刃長 210mm （替刃はHANDIWORKまたはGISUKE 210mm） 特徴 ３倍永切れ衝撃焼入
写真はあばら骨を含む冷凍肉塊を切っている例。刃に幅があるので肉カスが出ますが、そのぶん刃が肉と固着することはありません。時々刃につまった肉をふき取れば、あとは体力が続く限り、押し引きを続けられます。JAPPA会員のひとりとしては、これも狩猟修行であります。
刃のメンテナンスには糸ようじ！
仕上げにグレープシードオイルを薄く塗ってます。
ピンを外せばブレードが外れます。刃の根元に入り込んだ肉片も、分解掃除でキレイにできる点がいいです。
刃のロックもしっかりしていますが、ちょっとだけこの赤いプラスチックが不安 (^_^; 実際のロック機構は金属製なので問題ないとは思うのですが…。
よく切れて、実用レベルには十分な性能だと思います。
