先日猪による事故に遭ってしまいました。事故は起きてしまいましたがハンターのモラルについて少々考えていただくことで投稿させていただきます。 私は山が好きで約40年程あちらこちらの山を歩いています。先日の朝日新聞にこの事故が掲載されています。

状況
　伊豆の妻良の近くの吉田の民宿で恒例の忘年会を行う予定でした。10人のパーテイで二十六夜山を登り降りる途中でもイノシシハンターにあいました。吉田の民宿に荷物を置いて海岸に散歩でかけぶらぶらと散策中に災難に遭いました（午後3時頃）。

　事故の10分程前に山の上の方で発砲の音が聞こえたのですが気にしませんでした。突然に悲鳴がきこえたので道の方に出て見ると、同行の女性が倒れているのを目にしたとたんに猪が目の前におり、瞬間牙で右足を刺され倒れました。すぐに又襲うとして、そばに来た時左足で猪の顔面を思いきり蹴飛ばしたせいか、これで猪が怯んだのか藪の中にきえて行きました（かなり大きな猪でした）。全くの無防備の状態でおそわれてしまったわけです

　症状は牙で２ヶ所に穴が開いた状態（大きさ、深さ共5cm位）、右下肢二頭筋、大腿ハムストリング筋断裂とのことでした。幸い、動脈と神経にダメージがなかったのですが後数ｍｍ程ずれていれば、失血死か右足麻痺となる所でした。同行の女性は牙で頭を引っ掛けられ飛ばされたので頭が血だらけで意識を失っていたので心配したのですが、思ったより軽く元気になられ一緒に帰ってきました。現地の救急病院（共立湊病院）で1泊後翌日家に帰ってきました。

　救急病院に当直医が外科と整形外科の先生でしたのも幸でした。私も先日、近くの病院に行き入院致しました。私の怪我は全治2ヶ月位だろうと思っています

コメント

1.猟をする事については悪いとは思っておりません
　（猟師の熊の腑分けを見たり熊鍋を御馳走してもらった事あり）

2.民宿の廻りにも犬を連れたハンターの方がおり私達が宿の前に到着した時に犬の綱を放し、仲間の一人の足に犬がぶつかってきて足をひねってしまいました（帰って病院に行ったら全治１ヶ月との事）。この時のハンターの方は見て知らん振りをしていたのは我々は憤りました（一言謝るべき）。

3.民家の近くで猟をする時は仕留めそこなった時のことを考慮していただきたい。今回の事故は山で猪を逃がした（もしかすると手負いかも）のが海岸に下りてきてそこにいた人間にぶつかってしまった事で事故が起きてしまったものです。私は猪は悪くないと思っています

4.土地の人は昼間にこんな里のそばに来た事はなかったとのことでした。

5.猟をする方は充分過ぎるほどに注意して活動していただきたい。特に第三者に被害が及ぶようなことのない様に・・・