三重県猟友会からの要望書
これはずっきー氏によって三重県に情報開示請求されたものです。今回の一連の騒ぎの発端となった、三重県猟友会から三重県への要望書です。これ以外に特に資料はなく、また三重県猟友会と三重県の間に議事録といったものもありませんでした。この要望書を元に、三重県は今回の案を出してきたわけですな。今まで私が提出してきた、各種資料に基づく膨大な枚数の要望書に比べて、なんとあっさりしているんでしょうか…。
要望書
三猟発 ３０ 号
平成１５年６月１９日
三重県環境部長様
社団法人 三重県猟友会
会長 仲森廣光
鉛散弾の使用規制とヤマドリの捕獲禁止について
近年、鉛散弾による水鳥の鉛中毒の問題がマスコミ等で取り上げられるようになり、その対応のための無毒性散弾が大日本猟友会発行の狩猟読本においても記述されるようになり、狩猟者が無毒性散弾を使用して狩猟等を行う環境となりつつあります。
また、狩猟鳥獣であるヤマドリについては、捕獲数、出会い数が減少し、狩猟資源の枯渇が懸念される状況であります。
つきましては、以下２点について対応していただきたく、要望書を提出するしだいであります。
１ 三重県全域における鉛散弾の使用禁止
規制の目的 ： 水鳥の鉛中毒の防止
規制時期 ： 平成１６年度猟期からの無期限
規制の内容： 主に鳥類の捕獲に使用するBB弾以下のサイズの散弾について鉛を含まないようにすること
２ 三重県全域におけるオスヤマドリの捕獲禁止
規制の目的： 狩猟資源であるヤマドリの減少の防止
規制時期： 平成１５年度猟期から平成１８年度猟期まで（第９時鳥獣保護事業計画期間中）
規制の内容： 三重県全域においてオスヤマドリの捕獲を禁止し、国の規制とあわせてヤマドリの捕獲を全面禁止する