by Ａ氏
by Ａ氏
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| 材料 猪の腎臓 1組2個、約350g 鹿のこま切れ肉+ 猪のこま切れ肉 約400g 塩、胡椒 適量 たまねぎ 1個 マッシュルーム 8個 |
バター 8g×3個 白ワイン 1/2カップ 生クリーム 100cc スパイス（タイム） 少々 パイシート 2枚 卵黄 適量 小麦粉 適量 |
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どうも。HPのレシピが更新されているのを見て、私も一つチャレンジしてみました。調べてみると賛否両論の一品、キドニーパイです。あのモリアーティ教授の好物とのこともあり、一度はチャレンジしたいと思っていたメニューです。グループで料理長見習いをやっているので、腎臓をもらってきて挑戦してみました。初めてにしてはまあまあの出来だったのでレポートにしてみました。いかがでしょう？ （Ａ氏）
１ 前準備
まずは腎臓をきれいに洗います。そのまま生理食塩水を500cc作ってジップロックに一緒に入れて一晩冷蔵庫で保存します。
２ 下ごしらえ（その1）
腎臓を縦に二つ割にして脂肪膜と筋をきれいに取り除きます。そして1cm前後の賽の目に切って、塩でよくもみ洗いします。この段階では、はっきり言ってかなり鼻につきます。なんたっておしっこの製造元ですから。ここの処理を手抜きすることは良くないでしょう。
３ 下ごしらえ（その2）
本来ならば牛モモ肉を使うのですが今回は鹿の細切れ肉を使います。ちょっと足りなかったので猪の細切れ肉も足しました。これもできるだけ1cm程度に細かく切ります。次にたまねぎとマッシュルームも同じように賽の目に切ります。切り終わったら腎臓、細切れ肉に塩、胡椒して小麦粉をまぶします。
４ いためる
バター8gのブロックを2個、加熱した中華なべに入れて、肉と腎臓を傷めます。匂いが少し心配なので、スコッチを1ショット入れて強火で炒めます。ある程度火が通ったら肉を容器に移して、残りのバター8gを入れてたまねぎとマッシュルームを炒めます。色がついたところで再度肉を投入して、白ワイン、生クリームを入れて中火以下で煮込むように加熱します。ここで塩、胡椒で味を調えてタイムを少々振って香りをつけます。今回はここで力尽きたので、一度ボウルに移して冷蔵庫で一晩寝かせました。
５ 焼く
とりあえず半分を使います。容器にパイシートを引いて、寝かせておいた肉を盛り付けます。上にパイシートを引いて切れ目を入れたら卵黄を塗ります。今回はアドリブでスライスチーズを2枚中に入れています。 オーブンレンジがないのでオーブントースターを使います。そのまま投入して強火で約5〜8分焼いて焦げ目を付けます。途中、半回転させて満遍なく表面に焦げ目をつけます。 焦げ目が付いたらアルミホイルを被せて弱火にします。これから20分じっくり焼きます。
６ 完成
20分後、完成です。もう少し焦げ目をつけても良かったかな？味は抜群でした。今日はちょっと気取って黒ビール片手に完食です。心配していた臭みはありませんでした。もう少し肉を減らして腎臓の割合を増やしたほうがより本場の味にちかくなるかもしれません。モリアーティ教授が涙したハドソン夫人のレシピ、分りませんかね？
（メモ） 最初に火を入れるときは、かなりきつい匂いがあったのですが、煮込む際の白ワインとスコッチのおかげでほとんど気になりませんでした。「え？ここで生クリーム入れるのか？」と心配しましたが、この甘みと野生肉は相性良いです。蝦夷鹿とメープルシロップの相性と同じかもしれません。
味のイメージは「ざく切り肉のミートパイクリーム仕立て、ちょっと野生風味」ですね。ただ、好みですけれどスパイスとしてタイムはあんまり合わないような感じです。
今回はＡ氏からのキドニーパイのレシピ投稿でした！なんとなく耳にしたことがある「キドニーパイ」。これ正式には Steak and Kidney Pie と呼ばれていてイギリスの郷土料理のようです。一度食べてみたいなぁ〜 （ペロ）
